コンバイン 消えていく筵(むしろ)文化

先日の5チャンネルのポツンと一軒家でやっていました。
筵が編めなくなった、という話がとても響きました。


https://www.google.com/search?client=firefox-b-d&q=%E7%AD%B5

そこのお母さん(おばあさん)は、毎年稲刈りで取れた藁を使って
筵を作っていたそうです。毎年の恒例行事で、半世紀とか続いていたこと。

楽天で調べてみると、当然ながら藁の筵は見当たらず
出てくるのは、籐の筵、網代編みのゴザとか、そういうものでした。


それが、コンバインを使うようになってしまったため
筵づくりができなくなってしまった、という話でした。

コンバインを使うことで、稲刈りはめっぽう楽になったそうです。
田んぼの世話をしている息子さんも齢60になり、体力的にコンバイン
という話でしたので仕方ないのでしょう。

ですが、筵を編むことができなくて寂しい、
というお母さんの話がとても印象的でした。

コンバインを使うことで、稲藁は裁断されてしまうので
編み物に使う長さを確保できないのでしょう。

便利になる代わりにゴミが増えて資源が減っていく
近代文化のそんな一面にちょっとさみしくなりました。

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